2017年6月6日(火)に、京都大学映画コロキアムの一環として、以下の通り、『アンドレ・バザン研究』第1号「特集=作家主義再考」検討会を開催します。入場無料・来聴歓迎です。お気軽にご参加ください。
京都大学映画コロキアム
『アンドレ・バザン研究』第1号「特集=作家主義再考」検討会
2017年6月6日(火)18:15-19:45
京都大学吉田南キャンパス
吉田南総合館南棟334演習室
報告
大久保清朗(山形大学、Skype参加)、堀潤之(関西大学)、木下千花(京都大学)
コメンテーター
藤井仁子(早稲田大学)
概要
2016年6月に山形大学人文学部附属映像文化研究所内に発足したアンドレ・バザン研究会では、その初年度の成果として、『アンドレ・バザン研究』第1号を刊行しました(発行=アンドレ・バザン研究会、編集=大久保清朗、堀潤之)。
第1号は「作家主義再考」と銘打ち、「作家主義」に先だってアレクサンドル・アストリュックが発表した記念碑的批評「カメラ万年筆」論から、「作家主義」という言葉が初めて使われたフランソワ・トリュフォーの「アリババと「作家主義」」や、アンドレ・バザンが作家主義に対する留保を表明した長文論考「作家主義について」を経て、アンドリュー・サリスによるアメリカへの「作家理論」の導入まで、7本の論考の翻訳および解題(いずれも本邦初訳)を含んでいます。
今回の検討会では、「作家主義」のフランスとアメリカにおける展開についての報告をふまえて、藤井仁子氏に「作家主義」の諸問題をめぐる包括的なコメントをいただきます。